【競輪】ガールズドリームは石井貴子が制圧 児玉碧衣を差してコレクションV4
「ガールズドリームレース」(15日、名古屋)
ガールズケイリン総選挙2020のファン投票1~7位で選出された選手が集結。G1・オールスター競輪の4日目9Rで行われ、石井貴子(30)=千葉・106期・L1=が1着。打鐘4角からカマした児玉碧衣(福岡)を終始、追走して、直線で差し切り、ガールズケイリンコレクション4回目の優勝を飾った。ファン投票1位の児玉は惜しくも2着。追い上げて石井貴を追った長沢彩(愛知)が3着に入った。
立ち回りのうまさを発揮して石井貴がVゴールを駆け抜けた。「無観客だったけど、1着を見てもらえてよかった。夢みたいな気分」と喜びを語った。
レースは初手で「Sして背中が見えた」と児玉の後位5番手を確保。児玉が打鐘4角からスパートすると、石井もその後位にぴったりと続き、直線勝負へ。4月末に当地に練習に来ていた石井は「その時の風景を思い出しながら」とゴール前でこん身の差し脚を伸ばして1着となった。
この優勝で賞金ランキングは2位に浮上。ガールズグランプリ(12月28日・平塚)出場へ大きく前進した。それでも「できるだけ内枠でグランプリを走りたい。最後まで気は抜けない」と今後もVを量産して、まだまだ賞金を上積みしていくつもりだ。