栗東トレセン火災事故、新たに1頭が安楽死処分に 競走能力喪失の可能性ある馬も…
14日の火災により4頭が犠牲となった滋賀県の栗東トレーニングセンターで15日、ベルエスメラルダ(牝6歳、栗東・村山)が火災事故による気管のやけど(気管熱傷)のため、安楽死処分となった。
火元とみられる村山厩舎では逃げ遅れたアオイホープ(牡2歳)、ケイティレジェンド(牡2歳)、トーアキャンディス(牝2歳)、ミラクルユニバンス(牡7歳)が既に死んでいるが、逃げ延びた中にも、競走能力を喪失している可能性のある馬もいるという。
一夜明けても厩舎エリアには焼け焦げた臭いが漂っており、消火活動にあたった厩務員は「早く火災の原因が分かってほしい。もうあんな馬の声は聞きたくないですから」と語った。出火原因等については引き続き、消防および警察によって調査が進められている。