【競輪】地元の岩本俊介が松戸記念初優勝 最終2角3番手まくりでG3V2
「燦々ダイヤモンドカップ・G3」(25日、松戸)
開催最終日の9Rで決勝戦が行われ、岩本俊介(36)=千葉・94期・S1=が地元・松戸記念を初優勝した。最終2角3番手からまくりを放ち、村上博幸のブロックを乗り越えて快勝した。G3は2011年9月の「取手記念代替 水戸黄門賞in松戸」以来で2回目。2着は平原康多、3着には深谷知広が入った。
地元の岩本が約9年ぶり2回目のG3優勝を達成した。「普段は先行しているから、サラ脚の3番手まくりは楽だった。村上さんのブロックにも『負けない』って強い気持ちで踏んで乗り越えられた」と振り返った。
レースは山田久徳-村上の京都勢が前受け。車番を生かした岩本-鈴木裕の地元勢は3、4番手をキープ。後方になったS班の単騎勢が仕掛けられない展開になると、岩本が最終2角から一気にまくった。
久しぶりのG3優勝に岩本の感激はひとしお。「自分は成績の波が大きい選手。開催中にアドバイスをくれた同級生の鈴木君、練習を見てくれている中村(浩士)さん、マッサージなどいろいろ頑張ってくれる奥さん、周りおかげで優勝できました」。次走はビッグレースのG2・共同通信社杯。豪快なまくり一撃で連続優勝を目指す。