「キューポラ杯・Ｇ１」（２８日、川口）

　女子レーサーの佐藤摩弥（２８）＝川口・３１期＝が、開催３日目８Ｒの準々決勝Ｂで、金子大輔（浜松）の２着を確保し、準決勝戦へ勝ち上がった。

　初日の「川口ＮＯ．１決定戦」を逃げ切り、好スタートを切ったサトマヤ。しかし、２日目９Ｒでまさかの８着に敗れ、３日目は準決へ２着以内が条件の準々決勝Ｂへ。試走が見劣り、展開も厳しかったが、４周４角で三浦康平（伊勢崎）を差して２着に食い込んだ。

　「試走はドドド（不整振動）が昨日よりひどくて。レースも跳ねて、コーナーで突っ込めなかった。でも、エンジンは悪くない。スタートも切れたし。ドドド対策を最優先」

　これまでＧ１の優出は８回あるが、今年はまだない。昨年９月２５日の山陽プレミアムカップ以来、１１カ月ぶり９回目のＧ１優出を目指し、２９日に行われる準決勝戦は“伝家の宝刀”の弾丸スタートで一気に攻める。