【新潟記念】ブラヴァス仕上がり良好 障害練習で精神面の改善成功
「新潟記念・G3」(6日、新潟)
重賞Vへあと一歩のブラヴァスは2日、栗東DPで素軽い動き。万全の仕上がりで新潟に乗り込む。
重賞初制覇を目指す良血ブラヴァスは、帰厩後も暑い栗東CWで容赦なく脚を磨いてきた。既に体は仕上がっているため、今週はソフトに。栗東DPを馬なりで6F82秒1-38秒9-12秒5。リズム良く駆け抜けた。
「先週の段階でしっかりと追ってあるので単走でサラッと。動きは良かったし、そんなにガーッと行くこともなく、折り合いもついていました」と友道師は及第点を与える。
精神的に敏感なところがあり、少しのことでスイッチが入ってしまう。ただ、年明けの障害練習の効果がてきめん。「重心を起こして走れるようになった」と、掛かることなく、実戦で安定して力を出せるようになった。
「(叔父の)シュヴァルグランと同じで、もともと奥手の血統。大事に使ってきたことで、こちらが思うように成長してきました」とトレーナー。5歳でジャパンCを制した叔父と同様に、じっくりと育てて素質を開化させつつある。
決していい条件ではなかった前走で2着に好走。「前走の福島よりは今回の方がレースはしやすい。何とかタイトルを」と力を込めた指揮官。まずは勝ってサマー2000シリーズ王者の座へ。そして実りの秋へとつなげていく。