【POG】姉は現役2冠馬マオノジーナス調整順調 中山後半デビューへ(美浦発)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。これからのデビューに向けて準備を進める若駒を中心に東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
北海道開催も終了し、いよいよ中山開催がスタート!無観客競馬の継続は残念ですが、無事に競馬が継続されているだけでも幸い。しっかりと馬券検討して来たるべき時に備えましょう。
今年の3歳世代は牡・牝ともに2冠馬が誕生。牝馬のデアリングタクトは3冠に向けて栗東に入厩したようですが、美浦ではその全妹となるマオノジーナス(牝、黒岩、父エピファネイア、母デアリングバード)が順調に調教を消化しています。姉と比べるとひと回りくらい小ぶりな印象ですが、バランスのいい好馬体の持ち主。セレクトセールでは税抜きで700万円と、その後の姉の活躍を考えればかなりお買い得な価格で取引された馬。どんな走りをするか楽しみですね。デビューは中山の後半くらいになりそう。
ベルエポック(牝、黒岩、父モーリス、母アドマイヤテンバ)は半弟がセレクトセールで2億7000万円で取引され、本馬はシルクRから3000万円で募集された、お買い得?な馬。9月19日、中山の芝1800mを津村でデビューする予定です。
ボスコ(牡、奥村武、父ハーツクライ、母ミスセレンディピティ)は9月2日にウッドで5F69秒5-54秒3-40秒2-12秒4と鋭い動きを披露。こちらも半兄がセレクトセールで2億4000万円という高値で取引された良血馬ですし、なかなか素質が高そう。9月12日の中山・芝2000mに石橋脩でデビュー予定。
9月5日にデビュー予定だったレーヴドモンド(牝、古馬慎、父キングカメハメハ、母レーヴディソール)は残念ながら除外。9月20日の中山・芝1200mを目標に調整される。
ステルヴィオの異父妹となるグランパラディーゾ(牝、木村、父ルーラーシップ、母ラルケット)は9月2日に美浦へ帰厩。10月3日、中山・芝1600mのデビューを目標に調整が進められる。
新馬、コスモス賞を連勝したウインアグライア(牝、和田雄)はアルテミスSから阪神JFを目標に調整される。(馬三郎美浦支局・木村)