【POG】2歳戦独断評価 兄はダービー馬アドマイヤザーゲ、レベランスに高評価
2歳新馬戦が前週末、札幌、新潟、小倉の3競馬場で計6レース行われた。6日の小倉5R・芝1800mでは、兄に09年ダービー馬ロジユニヴァースがいる良血アドマイヤザーゲ(牡、栗東・友道)が、1番人気に応えてV。同じく新潟5R・芝1800mではレベランス(牡、父ハービンジャー、栗東・須貝)がメンバー最速の上がりで豪快に差し切り、メイクデビューを勝利で飾った。
期待に違わぬ勝ちっぷりだ。、良血アドマイヤザーゲ(牡、父ドゥラメンテ、栗東・友道)が、1番人気に応えてメイクデビューを勝利で飾った。5番手追走から勝負どころで外々を押し上げ、直線は馬群の一番外を鋭伸。あっという間に突き抜けると、2着の4番人気マンヌポルトに3馬身差をつけた。勝ちタイムは1分51秒4。さらに頭差の3着は14番人気のララアンドツイカが入った。JRA通算1500勝目となった川田は「調教よりもしっかり走ることができました。力のいる馬場もきょうに限ってはいい方に出ました」と振り返っていた。(レース評価A、将来性★★★★)
先週の新馬戦勝ち馬評価一覧
シュネルマイスター(牡、父キングマン、美浦・手塚)
土曜札幌5R・芝1500m、横山武「4コーナーで突き抜けると思ったけど、緩さがあって突き抜けなかった。まだ子どもでいろいろ課題はありそう。でも、いい馬です」(B、★★★★)
ニシノガブリヨリ(牡、父リーチザクラウン、栗東・橋口)
土曜小倉5R・芝1200m、松山「2番手でレースができたし、手応えにも終始余裕があったので、馬場のいいところを通れました。強い競馬をしてくれました」、橋口師「いい内容でしたね。距離は1200~1400mがベストかな。一度、放牧に出して次に備えます」(B、★★★)
ニシノリース(牝、父ロードアルティマ、美浦・土田)
土曜新潟5R・芝1400m、内田博「いいスピードがある。最後まで体を使って走っていたし、センスがいい馬」、土田師「体もない馬なので、ひと休みさせて成長を促したい」(C、★★)
ジューンクエスト(牡、父エスポワールシチー、栗東・今野)
土曜新潟3R・ダート1200m、武藤「先生からスタートは速いと聞いていたけど、横一列の展開になっても我慢してくれた。追って渋いところがある。最後まで踏ん張ってくれました」(C、★★)
レベランス(牡、父ハービンジャー、栗東・須貝)
日曜新潟5R・芝1800m、福永「信じられへんわ。スタートで出ない。前進気勢はない。物見もする。課題は多いけど、こういう状況で勝てたのはポテンシャルの高さなんでしょうね」(B、★★★★)
先週の主な未勝利勝ち馬
レガトゥス(牡、父モーリス、美浦・木村)
日曜新潟1R・芝1600m、ルメール「一生懸命走る馬ですね。少し掛かったけど、長くいい脚を使い、伸びてくれた。マイルもぴったりの感じでした」(C、★★★★)
(レースはS、A、B、C、D、将来性は★による5段階評価)