【オールカマー展望】力の違い見せるかフィエールマン

 「オールカマー・G2」(27日、中山)古馬王道組の始動戦でもあり、春G1シリーズからの臨戦馬が、直近10年で7勝、2着6回、3着2回の好成績。特に、宝塚記念組が最多の7連対となっている。なお、14年は新潟で行われた。

 主役は春の天皇賞を連覇したフィエールマンだ。1週前追い切りは美浦Wで3頭併せを敢行。2頭に先着、併入だったが、気配は申し分ない。G1・3勝は3000メートル超えというステイヤー。距離は短い感もあるが、同舞台のAJCCで2着があり、守備範囲だろう。ジャパンCへの叩き台とはいえ、落とせない一戦だ。

 重賞タイトルこそないものの、昨年はオークス、秋華賞、ジャパンCで2着に入ったカレンブーケドール。春はドバイ遠征を予定していたが、直前で開催中止に。輸送の疲れが見られたため、休養に充て、立て直された。1週前追い切りの動きから、まだ本調子手前といった印象だが、実力は誰もが認めるところ。底力で台頭してきそうだ。

 天皇賞・春3着以来の復帰戦に臨むミッキースワローは、美浦Wでの1週前追い切りで5F66秒6-12秒9。馬なりのまま併入に持ち込み、迫力十分の動きを披露した。中山ではセントライト記念、日経賞Vが示すように、最も力を発揮できる舞台設定だ。3歳時から高い素質を示していたが、ここにきて本格化の様相。V争いだ。

 七夕賞で重賞2勝目をマークしたクレッシェンドラヴ。序盤は後方の位置取りから、勝負どころでポジションを押し上げ、直線に向くと内から2着馬をかわし去った。昨年の当レースは5着に敗れたが、臨戦過程は昨年以上。勢いのままG2獲りを狙っている。

 G2戦線での好走が目立つステイフーリッシュ。前走の目黒記念でもトップハンデ57・5キロを背負いながら3着。引き続き要注意だ。

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