【競輪】和歌山で山口拳矢がS級特別昇級 デビュー24連勝&8場所連続完全優勝
「WBS和歌山放送杯争奪戦・F1」(24日、和歌山)
8Rで行われたA級決勝で山口拳矢(24)=岐阜・117期・A2=が1着。A級1、2班戦で3場所連続優勝を飾ったことで、25日付でS級2班へ特別昇級を決めた。
レースは周回中正攻法の山口が、赤板(残り2周)過ぎで別線が上昇して、勝負どころで5番手に下げる。奥出良(石川)が先行してペースを上げ、最終2角3番手から大石崇晴(大阪)が先まくりを放つが、5番手から動きを見せなかった山口が、3角から猛然と外を踏み上げる。先まくり敢行の大石を直線でとらえた山口が先頭でゴール。ガッツポーズで喜びを爆発させた。大石マークの清水剛志(福井)が2着、先まくりの大石は3着だった。
山口はKEIRINグランプリで優勝2回(1998、2011年)で、現在は競輪評論家の山口幸二氏が父で、兄の聖矢(115期)も現役の競輪選手。今年5月にルーキーシリーズ(小倉)でデビュー、ここまで24走は全て1着で、8場所連続完全優勝で、25日付にS級2班へ特別昇級を決めた。