【競輪】新山響平がデイリースポーツ杯V 番手まくりで宇都宮F1優勝
「デイリースポーツ杯・F1」(6日、宇都宮)
開催最終日の12Rで決勝戦が行われ、新山響平(26)=青森・107期・S1=が番手まくりでデイリースポーツ杯を制した。マークした小原佑太(青森)が打鐘から先行し、最終バックから2段駆けを敢行した。新山の優勝は3月の玉野記念以来で今年2回目。2着は武藤龍生(埼玉)、3着には鈴木庸之(新潟)が入った。
同県の絆で新山が今年2回目の優勝を手にした。「小原君が頑張ってくれました。離れながらも追い付いたけど、鈴木さんのまくりが見えたので前へ踏ませてもらった」と後輩の頑張りに最高の結果で応えた。
レースは青森の後輩・小原をマーク。小原が自慢のダッシュ力を生かしたカマシ先行を決めると、あとは新山が絶好の展開に。最終バックで反撃する鈴木に合わせて、新山は番手まくりで抜け出した。
次走はG1・寛仁親王牌(15~18日・前橋)。「今回、完全優勝して弾みがついた。特別選抜予選スタートで勝ち上がりが有利だし、決勝に乗って優勝を狙っていきたい」。白星量産に入った新山が前橋でG1初優勝を目指す。