【POG】レクセランスの全弟エクスインパクト来月8日デビュー(美浦発)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。これからのデビューに向けて準備を進める若駒を中心に東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
デアリングタクトが見事、無敗の牝馬三冠を達成。この快挙は本当にただ、ただ素晴らしいの一言ですね。菊花賞ではコントレイルも無敗の三冠に挑戦しますが、果たしてどうなるのか…。ひねくれ者の筆者は他の馬に本命を打ちましたが…。
そして次開催では競馬場に入れる観客の数が増えるとの発表がありましたね。一般席も指定席扱いにして座っていただくようで、これはいい案ですね。筆者がまだ1日開催だったサンタアニタで行われたブリーダーズカップを観戦した時、前日は自由席だった席が、当日で指定席となっていたことを思い出します。そうでなくても席取りなどの問題が発生することがありますし、大レースに限っては今後も同様の措置を取ってもいいのかなと個人的には思います。コロナ禍で通常と思われていたことができない世の中になっていますが、そのなかで生まれたものは今後に生かすこともできますし、より良い競馬観戦の様式を取り決めていってほしいですね。
さて今年のクラシック戦線をにぎわせているレクセランスの全弟エクスインパクト(牡、尾関、父ディープインパクト、母エクセレンス2)が順調に調整を消化。21日に南Wで5F67秒8-52秒5-38秒7-12秒8を計時しました。「帰厩後初めての追い切りでしたが、しっかり動けていましたね」と尾関師も好感触。11月8日の東京・芝2000mに出走を予定している。
その追い切りでパートナーだったロックオブエイジズ(牡、尾関、父スクリーンヒーロー、母ロカ)は母が大器と言われた馬だけに、こちらも楽しめそうな一頭。11月1日の福島・芝2000mに丸山で出走を予定している。
ギベオンやサトノフウジンを兄に持つクライミングリリー(牝、国枝、父ディープインパクト、母コンテスティッド)は11月1日、東京・芝1600m・牝馬限定でデビュー予定。こちらの鞍上は川田。
10月11日の新馬戦を勝ったレインフロムヘヴン(牡、堀)は11月8日の百日草特別(東京・芝2000m)を視野に入れて進めるとのこと。(馬三郎美浦支局・木村)