「２歳新馬」（２５日、京都）

　過去に数々の名馬がデビューした菊花賞当日の新馬戦。今年の「伝説の新馬戦」を制したのは、１番人気のディープインパクト産駒シャフリヤール（牡、栗東・藤原英）。好位でレースを運び、直線で満を持して追いだされると、先に抜け出した２番人気ヴィヴァン（２着）をめがけて鋭進。ライバルも最後まで抵抗したが、ゴール前できっちりとらえ、首差でフィニッシュ。全兄に１７年皐月賞、昨年の大阪杯とＧ１を２勝したアルアインを持つ良血馬が、出世レースで白星発進を決めた。芝１８００メートルの勝ちタイムは１分４９秒９。勝利に導いた福永祐一騎手は「期待通り。相手も走るのは分かっていたので、最後どうかなと思ったけど、キッチリとかわしてくれた。初戦としてはいい内容でした」と評価した。

　なお、２着から４馬身差の３着には５番人気のサンライズゴラッソが入った。