【天皇賞】アーモンドアイ態勢万全!史上初の芝G1・8勝へ ルメール「力出せそう」
「天皇賞(秋)・G1」(11月1日、東京)
史上初の芝G1・8勝を目指し、女王アーモンドアイが満を持して登場する。コンビを組むルメールが「この馬にとって2000メートルはベスト」と言い切る舞台で昨年に続く連覇を飾るとともに、競馬ファンの記憶に残る大記録達成を狙っている。
前走の安田記念はグランアレグリアに敗れて2着。記録達成はお預けとなった。その後は、いつもと同じように福島県のノーザンファーム天栄に放牧。夏場をじっくりと休養に充て、英気を養った。
順調に夏を過ごし、美浦トレセンへ帰厩。1週前追い切りは21日、美浦Wで3頭併せを行い、悠々と最先着を決めた。久々に手綱を取ったルメールは「動きは悪くなかった。2頭を追い掛けて、最後までいい脚を使ってくれた。状態は良く、力は出せそう」と終始上機嫌。記録への挑戦には「今回はビックチャレンジ。頑張ります」と力を込めた。
国枝師も自信満々に送り出す。「昨年と同じローテーションで、ここまで順調に来ている。馬体は多少重い感じだけど、ルメールは大丈夫と言っていたからね」と順調な仕上がりを強調した。
秋華賞でデアリングタクトが、菊花賞ではコントレイルが無敗で三冠を達成。3週連続での偉業達成に注目が集まる今週末。最後は最強女王アーモンドアイがきっちりと締めくくり、自らの蹄跡に新たな勲章を刻み込む。