【天皇賞】ダノンプレミアム新兵器で女傑倒す!久々G1タイトルへ逆転の一打
「天皇賞(秋)・G1」(11月1日、東京)
打倒アーモンドアイの一番手はオレだ。安田記念13着からの反撃を期すダノンプレミアムが、クロス鼻革とブリンカーを装着してレースに臨む。19年4月マイラーズCを制したあと勝ち星から遠ざかっているが、デビューから4連勝を飾りクラシック最有力候補と騒がれた実力馬。新兵器のアシストを受けて、久々のG1制覇を狙う。
もう一度、G1の勲章をつかんでみせる。17年朝日杯FS以来のビッグタイトル奪取に執念を燃やすダノンプレミアムが、大一番で新兵器を導入する。
馬が口を開けたり、アゴを交差させるのを防ぎ、操縦性を高める効果が見込めるクロス鼻革を装着予定。15年皐月賞とダービーを制したドゥラメンテが、この馬装で頂点を極めている。このアイテムで猿橋助手は「真っすぐにハミを取って走れる」効果を感じているという。
さらに中間の調教で試したブリンカーも装着することになった。「体調や馬の雰囲気などはいいので、最後まで集中して走ることができれば」と同助手は話す。28日の最終追い切りでは、川田を背に栗東CWでの併せ馬で6F83秒3-37秒6-11秒7をマーク。悠々と先着して好仕上がりをアピールした。「我慢が利いていて、反応も良かったように思います。ただ、残り50メートルのところでフワッとする面を見せていた。そのあたりの課題をクリアできるように調整してきました」と、猿橋助手は修正を重ねて調教を積んできた手応えをつかんでいる。
芝2000メートルでは19年の2着を含め、〈2・1・1・0〉と一度も崩れていない。2着に食い込んだ昨年も、前走16着(安田記念)から一気に巻き返したものだった。過去、アーモンドアイには3戦3敗と分が悪いが、女傑に土をつけるチャンスはそうそう残されていないのも確か。前年同様の反転攻勢へ、集中力をアップさせて逆転の一打を放つ。