【POG】11月デビューの良血馬を紹介アレンシュタインは8日初陣(美浦発)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。クラシック戦線を見据える良血馬から、デビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
今年は牝馬、牡馬ともに無敗の三冠馬が誕生するという記念の年となりました。デアリングタクトはジャパンCの出走を表明しましたし、コントレイルも回復次第で出走する可能性があるとのこと。いやー、これは盛り上がる案件ですね。コロナ禍でなければ10万人以上の人が東京競馬場に足を運ぶ一大イベントとなること間違いないですね!しかし、次開催からは入場人員も拡充されますし、なんとか多くの人にエキサイティングなレースを見てもらいたいです。そして天皇賞・秋ではアーモンドアイが歴代最多となる芝のG1、8勝へチャレンジ。記録尽くしの今年ならばきっと達成してくれるのではないでしょうか!(筆者の本命は違う馬だったとしても)そしてアーモンドアイもジャパンCに出走…なんてことになったら日本競馬史に残るレースになることでしょう。いやー、この秋も競馬から目が離せませんね。
さて、7月の新馬戦で外ラチまで逸走しながらも勝利を収めたリフレイム(牝、黒岩)が、10月25日の1勝クラスで力の違いを見せつける内容で勝利。直線では少し外に逃げ気味ではありましたが、一頭だけエンジンの違いを見せつけるようなレースでした。次走は左回りにこだわりたいということで京王杯2歳S(11月7日、東京・芝1400m)へ。中1週となりますが、重賞でも衝撃の走りを見せてくれるか注目です。
アイビーSでは名牝マリアライトを母に持つオーソクレース(牡、久保田)が勝利し、こちらも2連勝となりました。まだ緩い印象でしたが、エンジンがかかってからの脚は素晴らしかったですね。「まだどうかという部分があったけど、この勝利を見て改めて能力の高さを感じました。今後はホープフルSを視野に入れて調整していくことになると思います」と久保田師。こちらもクラシックに向けて楽しみな存在となりそうです。
11月デビューの新馬組も紹介しておきます。アレンシュタイン(牡、堀、父ディープインパクト、母フィオドラ)は8日、東京・芝2000mで。鞍上は石橋脩。夏の東京でデビューの予定もあったアルビージャ(牡、手塚、父モーリス、母アロマティコ)は22日、東京・芝2000m。ダービー2着馬サトノラーゼンの全妹トゥールアンレール(牝、木村、父ディープインパクト、母トゥーピー)は23日、東京・芝1400m。カポーティスターの異父妹スノークォーツ(牝、大竹、父ゴールドシップ、母サビアーレ)は8日の東京・芝2000mに池添で出走を予定。メートルダールの異父妹トゥルーアート(牝、大竹、父ダイワメジャー、母イグジビットワン)は15日の東京・芝1600mを予定している。(馬三郎美浦支局・木村)