【POG】タイガーオーキッド、プレミアエンブレムはルメールで初陣へ(美浦発)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。クラシック戦線を見据える良血馬からデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
いやー、アーモンドアイ勝ちましたね。これで牝馬三冠、牡馬三冠、芝G1・8勝と毎週記録がつくられるという競馬界にとってはとんでもない3週間となりました。そしてデアリングタクトとコントレイルがJCに出走を表明し、無敗の三冠馬同士の対決が現実のものとなりそう。これは本来なら10万人以上の人が集まるビッグイベントとなりそうなのですが、今年は新型コロナ感染拡大の影響で限定入場ということになってしまっています。もしもこれでアーモンドアイまで出走してきたら…この日の席はプラチナチケットとなりそうです。もちろんどんなレースになるのか楽しみで仕方ないですが、予想する立場の人間としては何としても当てたいですよねー。攻めの姿勢は崩さずにいい予想ができればと思っています。
アーモンドアイを管理する国枝厩舎からまた良血馬のデビュー予定を何頭か挙げておきます。
タイガーオーキッド(牝、父ディープインパクト、母シーズアタイガー)は11月23日の東京・芝1800mを目標に調整。鞍上はルメール。
祖母に米牝馬チャンピオンのアゼリを持つガンダルフ(牡、父キングカメハメハ、母アメリ)もスタンバイ。11月28日、東京・芝1600mを目標にしている。
また、田村厩舎のプレミアエンブレム(牝、父ルーラーシップ、母メジャーエンブレム)は予定通り11月14日の東京・芝1800mへ。注目の良血馬だけに順調にここまで来られてひと安心。鞍上ルメールでデビューとなる。
サトノラーゼンやサトノクロニクルを兄に持つトゥールアンレール(牝、木村、父ディープインパクト、母トゥーピー)は11月23日、東京・芝1400mでデビュー予定。兄たちと比べるとひと回り小さいイメージですが、どんな走りをするか注目したいですね。(馬三郎美浦支局・木村)