【デイリー杯2歳S】レッドベルオーブ抜群の伸び脚 福永も上々の手応え

 「デイリー杯2歳S・G2」(14日、阪神)

 重賞獲りへ視界良好だ。レッドベルオーブは栗東CWで11日、福永を背に併せ馬。道中ではやや行きたがる面を見せつつもしっかりと我慢して、直線で手綱が緩まると抜群の伸び脚を披露した。5F67秒6-37秒9-12秒2の好時計をマーク。2馬身前を走っていたエイカイファントム(2歳未勝利)に首差先着し、感触を確かめた鞍上は「動きは良かった。走りそう」と上々の手応えを得た様子だった。

 前走は中京芝1600メートルの2歳コースレコードとなる1分33秒1でのV。藤原英師も「絶対的なスピードと体力がある。思った以上に精神力もあるかな」と秘める素質にほれ込む。

 昨年の覇者である全兄レッドベルジュールは本来の状態を取り戻せず、わずか3戦のみのキャリアを残して志半ばでターフを去った。「能力は兄も弟もしっかりある。お兄さんの分までという気持ちで、われわれもつくっています」。まずはここを突破して、兄が歩めなかったクラシックロードを突き進んでみせる。

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