【マイルCS】サウンドキアラ全集中デモ 馬なりで抜群の手応え!巻き返し狙う

 「マイルCS・G1」(22日、阪神)

 1番人気のスワンSでまさかの10着に大敗したサウンドキアラ。この中間は「集中力の持続」をテーマに入念な調整を施した。栗東坂路での最終リハは19日、抜群の手応えで真っすぐに駆け上り、好ムードを漂わせた。巻き返しへ向けて、態勢は整っている。

 このまま黙って引き下がるわけにはいかない。スワンS10着からの巻き返しを狙うサウンドキアラが、松山を背に栗東坂路で最終追い。終始馬なりながらも、抜群の手応えで4F52秒7-37秒6-11秒9を計時した。

 「気を抜かせないように追い切りましたが、この時計でも手応えには余裕がありましたし、フットワークも良かったですね」と、鞍上は手綱越しの感触を満足げに振り返った。

 中間のテーマは「集中力の持続」。松山は、前走の大敗を「内枠で馬場が悪いところを通ったのも影響したかもしれませんが、レース後の雰囲気からは、気を抜いてしまっていた感じでした」と分析。G1舞台での汚名返上に向けて、課題克服に努めてきた。

 木曜追いも同馬の気持ちを第一に考えてのものだ。どの厩舎も一般的に追い切り翌日は軽めの運動にとどめ、2日後から調教を再開する。水曜日に追えば、調教再開は金曜日になる。「でも、金曜日は雨予報なんですよね。悪い馬場を気にするので、雨の中での調教は避けたかった。だから木曜追いにしたんです」と安達師。天候を考慮し、細心の注意を払っての木曜追いだ。

 「状態は変わりなく、順調そのものです」と指揮官が力を込めれば、主戦も「追い切りでは集中して走れていました。あとは本番。今の高速馬場にも対応できる馬ですから」と意欲を燃やす。

 マイル戦の持ち時計1分31秒2は、出走メンバーで2番目に速いもの。今の阪神の馬場は大歓迎だ。あとは気持ちの部分をしっかりとコントロールできれば、父ディープインパクト譲りの瞬発力が大きな武器になる。

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