【マイルCS】馬場状態から浮上するのはこの馬だ
「マイルCS・G1」(22日、阪神)
阪神競馬場のある兵庫県南部の日曜の天気予報は晴れ。土曜も終日晴れで、良馬場で行われそうだ。先週行われた3勝クラスの芝2000メートル戦の岸和田Sの勝ち時計は1分58秒4だったが、同条件で行われた土曜メインのリステッド競走・アンドロメダSは1分58秒8で決着。クラスの違いを考えれば、先週ほどの高速馬場ではないと言えそうだ。ペース次第だが、1分32秒0前後の決着が予想される。
ジョッキーの感触を聞いても、芝は掘れた部分が出てきており、先週よりも荒れてきている模様。土曜の芝の勝ち馬は全て5枠よりも外だった。差し馬の活躍も目立つようになってきていた。スピードに加え、末脚が確かなタイプを狙うのが良さそうだ。
以上の傾向を踏まえれば、サウンドキアラが浮上する。前走は最内枠で外に出せずにスムーズさを欠いて大敗したが、今回は外めの7枠14番を引いたことで、スムーズに馬場のいいところを回って来られるはず。マイルの持ち時計の1分31秒2はメンバー馬最速で、時計勝負に対応できる。さらに重馬場の京都牝馬Sを制した時のような、タフな馬場でも確かな末脚を繰り出すことができるのは大きな強みになる。
前走の大敗で人気を落としているが、重賞3連勝を飾った実力馬。道中でリズムよく運んで余力十分に直線を向くことができれば、自慢の決め手を発揮して十分に上位争いを期待できそうだ。