【ジャパンC】馬場状態から浮上するのはこの馬だ

 「ジャパンC・G1」(29日、東京)

 東京競馬場がある東京都府中市の29日は、曇りのち晴れの予報。良馬場での決戦はほぼ確実だ。土曜の芝は外枠の好走が目立ち、直線でインコースを通った馬には厳しかった。後半になると先行馬も馬場の内側を避け、馬群が広がるシーンが目立った。そこまで時計がかかっている印象はないが、最後の進路選択が勝負を分けるのは間違いないだろう。今年は平均ペースが有力。2分23秒台前半での決着とみる。

 アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトの3強がそろって内めの枠に入り、波乱のムードがする。狙いはユーキャンスマイルだ。昨年は4番人気で5着。今年は人気の盲点となりそうだ。最終週で内側の荒れている芝の状況なら外枠はむしろプラスに働くはず。

 前走のアルゼンチン共和国杯は休み明けの分、反応の鈍い面があった。使った効果を見込める叩き2戦目。岩田康の巧みなコース取りから、アッと言わせる。

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