【ジャパンC】展開から浮上するのはこの馬だ

 「ジャパンC・G1」(29日、東京)

 上がり3F33秒台の決め手勝負が定番の天皇賞・秋に比べて、ラスト5Fを過ぎてからのロングスパート=持久力勝負になりやすいレース。トーラスジェミニが単騎で飛ばす縦長の展開、例年よりも力を要する馬場がその傾向に拍車をかける。

 絶対能力の高いアーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトの3強以外で、面白いのはキセキ。2年前は果敢な逃げで世界レコードを演出したが、年齢を重ねてスタミナ色がより濃くなってきた印象。持久力勝負は望むところで、離れた2、3番手から早めに動いて出し抜けを食わせる。鞍上の浜中には、昨年のダービーでのロジャーバローズをほうふつさせるレースで波乱を演出してほしい。

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