【地方競馬】クイーン賞はメモリーコウが重賞初V 村神様「ベストの条件で決め手発揮」
「デイリー盃 クイーン賞・Jpn3」(3日、船橋)
◎はメモリーコウ。ここまでコツコツと力を付け、今年に入ってから重賞戦線に参戦。過去4回はTCK女王盃(大井)3着、マリーンC(船橋)2着、スパーキングレディーC(川崎)4着、そして前走のブリーダーズGC(門別)2着。あと一歩ながら、全て牝馬限定の交流重賞で奮闘してきた。
前走ではレース中に骨折。放牧から戻って3カ月半ぶりの実戦になるが、11月25日には、主戦・古川を背に栗東坂路で一杯に追われ、4F50秒6-37秒3-12秒9の好タイムをマーク。臨戦態勢は整ったようだ。松永幹師も「(骨折は)ごく軽度のものでした。すぐ乗り込めたように、問題はないですね」と表情は明るい。
ここで人気を集めそうなサルサディオーネには、マリーンC、スパーキングレディーCと先着を許しているもが、いずれも実績ひと息のマイル戦。しかも、相手の流れになったもので度外視していいだろう。3勝を挙げている1800メートル戦なら巻き返しは簡単だ。
コースも2回目になり、ベストの条件で持ち前の決め手を発揮できれば、待望の重賞初制覇Vに届くはず。来年への飛躍を期す一戦。きっちりモノにする。(4)の単勝。馬連で(4)-(1)(3)(8)(9)(12)。(デイリースポーツ・村上英明)