【ボート】平和島グランプリ直前コラム3
「グランプリ・SG」(15日開幕、平和島)
最も優勝に近い位置は、トライアル2ndで1走目の戦1号艇。賞金ランク1、2位で出場権を得た峰竜太、毒島誠の両者だ。
峰は10月のまるがめ周年を優勝して以降、優出に届いておらず、下降線。それでも勢いに乗ったときは手が付けられなくなるタイプ。1走目でイン逃げを決めて、好発進したい。
毒島は11月のチャレンジカップ(蒲郡)を優勝して、トライアル2ndの1号艇スタートを勝ち取った。18年7月のG1優勝など、平和島の水面実績も豊富。昨年は2走目も白玉で1号艇を引き当てたように、抽選運の強さも兼ね備える。
2号艇は吉川元浩と篠崎仁志。吉川は3月に平和島開催のSG・クラシックを優勝している。篠崎も10月のG1でエンジンを仕上げ、優出の活躍を見せたばかりだ。
3号艇は深谷知博と寺田祥。深谷は初出場のグランプリとはいえ、10月のダービー(大村)をSG初優出にして初優勝の快挙。寺田は3年ぶりの出場でも、直前のBBCトーナメント(若松)を優勝した勢いがある。
平和島のグランプリといえば、茅原悠紀が前回覇者。その14年はトライアル1stから勝ち上がり、優勝戦は大外6コースから栄冠をつかむという離れ業を演じた。今年も台風の目となるかもしれない。