【POG】2歳戦独断評価 ディオスバリエンテの将来性に満点評価
2歳新馬戦が前週末、中山、阪神、中京の3競馬場で計9レース行われた。13日の中山5R・芝1800mは、1番人気に推されたディオスバリエンテ(牡、父ロードカナロア、美浦・堀)が、2番人気ボーデンをゴール前で競り落として勝利。オーソクレース(ホープフルS出走予定)以来、久々の★5評価となった。
好スタートを決めると、道中は4番手の内を進み、折り合いもバッチリ。残り1Fで先に抜け出した2着馬とのマッチレースに持ち込むと、最後は首差競り落とした。鞍上の石橋脩は「走るのは分かっていたけど、この血統は気が入りやすい。返し馬を終えた時点でも気が高ぶっていた。2着馬にスッと行かれたけど慌てず追いだして、なかなかいい決め脚でした」と内容を評価。気性面が鍵になりそうだが、初戦の内容なら距離が延びても対応できそうで、今後が楽しみだ。(レース評価A、将来性★★★★★)
先週の新馬戦勝ち馬評価一覧マイグレーション(牡、父キンシャサノキセキ、美浦・水野)
土曜中山6R・ダート1200m、丸山「レースセンスがいいですね。きょうはその良さが生きました」、水野師「まだ仕上がっていないし、もっと良くなる」(C、★★★)
グレートサークル(牡、父ロージズインメイ、美浦・大江原)
土曜中山5R・芝1600m、江田照「坂路でいい時計が出ていたし、素直な気性で折り合いがつく」、大江原師「期待していた通り。次走は未定だが、マイルぐらいの距離で」(B、★★)
ライクマジック(牝、父ダノンレジェンド、栗東・上村)
土曜阪神5R・芝1200m、藤岡康「スタートも出て終始、楽に運べました。追ってからもしっかりしていて能力は高いですね。ただ、神経質でまだ子どもっぽいところがあるので、そこが抜けてくれば」(B、★★)
ジョーミニスター(牝、父シニスターミニスター、栗東・中竹)
土曜阪神6R・ダート1400m、鮫島良「強かったですね。ずっと外を回っていましたが、ここでは力が上だったかな、というレースでした。最後も抜け出してから遊ぶようなところがありましたし、これからが楽しみです」(C、★★)
アクセル(牡、父キズナ、栗東・武幸)
日曜阪神5R・芝1800m、横山典「素直な馬で乗りやすかったね。少し硬いところはあるけど、軽い馬場は合いそう」(B、★★★)
ソウルラッシュ(牡、父ルーラーシップ、栗東・池江)
日曜中京5R・芝2000m、荻野極「スタートでちょっとつまずきましたが、すぐに馬群に取り付いてくれました。ラストもしっかり伸びてくれて、よく勝ち切ってくれました」(B、★★★)
カフェプリンセス(牝、父ドゥラメンテ、美浦・中舘)
日曜中山6R・ダート1800m、田辺「スタートは良かった。他の馬より前に出ちゃってたので、楽に自分でリズムを刻むことができました。ペースが緩かったけど、後半もしっかり走っていた」(B、★★)
ゼニス(牡、父パイロ、栗東・鈴木孝)
日曜阪神4R・ダート1800m、松山「スタートが良く、いいところで流れに乗れました。しぶとく脚を使ってくれましたね」、鈴木孝師「まだ幼いですが、上手に走ってくれました。これから良くなってくると思います」(B、★★)
(馬サブロースタッフによる独断評価は、レース内容はS、A、B、C、D、将来性は★での5段階)