【朝日杯FS】モントライゼ、距離延長も前向き 松永幹師「時計も動きも良かった」
「朝日杯FS・G1」(20日、阪神)
激しい闘争心を内に秘めつつ、抑えを利かせながらスムーズに駆けた。ルメールを背にモントライゼが16日、栗東CWで状態の良さをアピールした。最初の1Fを16秒6でゆったりと入り、そのあとは徐々にスピードアップし、6F82秒7-38秒7-12秒4の時計を出した。
「動きは良かったですよ。フットワークも問題はなかったし、追い切り後もすぐに息は入った。コンディションは良さそう」と、JRA年間200勝まであと2勝に迫ったルメールは好気配を伝えた。動きを確認した松永幹師も「時計も動きも良かったですよ。いい感じで調整できています」とうなずいた。
前走の京王杯2歳Sで重賞初制覇。新馬戦から前走までスピードは存分に示してきた。課題は前走から1Fの距離延長だが、鞍上は「ゆったりとしたペースならマイルもいける」と前向きにとらえる。
今年はここまで自己最多タイのJRA・G1・8勝を挙げているルメールだが、意外にも朝日杯FSの勝利はない。父ダイワメジャーには、05年マイルCS(2着)で騎乗したことがある。「瞬発力はあまりなくても、スピードもパワーもある。そのあたりがダイワメジャーと似ています」と、父の姿をダブらせて好走を誓った。