【競輪】GP2着の脇本雄太「最善を尽くした。これで負けたら仕方がない」
「KEIRINグランプリ2020」(30日、平塚)
グランプリ初優勝を目指した脇本雄太(31)=福井・94期・SS=は2着。大一番のグランプリは動きのないレースの中で「初手は理想の位置。(落車した)競輪祭の分も勇気を振り絞った」と打鐘前2角から踏み込んで主導権。
「松浦君の動きが想定外で焦りはあった。臨機応変に駆けたつもりだし、(優勝した)高松宮記念杯のような走りはできた」と好ペースで駆けたが、最後はあいた内を突いて伸びた和田健太郎(千葉)に差された。「自分のできる最善は尽くした。これで負けたら仕方がない」とレース後に語った。
今年は平原康多(埼玉)との初連係が注目を集めたが「初連係でうまくいった方。お互いにいい経験をさせてもらった。関東勢、近畿勢にもいい刺激を与えられた。お互いを尊重するレースができた。走っていて楽しかった」と振り返った。
今後については「来年は新たなオリンピックイヤーだと思っている。目標をオリンピックに絞って頑張りたい」と延期になった東京五輪での金メダル獲得を目指し、ナショナルチームでの活動に集中する構えだ。