【オート】青山周平がSS王座決定戦を連覇「Sは余裕を持って行けた」

2年連続3回目の王座に輝いた青山周平
2年連続3回目の王座に輝いた青山周平(左)と同期の佐藤摩弥
2年連続3回目の王座に輝いた青山周平(同期の4人と)
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 「スーパースター王座決定戦・SG」(31日、川口)

 開催最終日の12Rでファイナルが行われ、1番人気の青山周平(36)=伊勢崎・31期=が1枠から逃げ切り、2年連続3回目の大会制覇を飾った。SG制覇は8回目。優勝賞金3000万円を獲得し、2年連続3回目の賞金王に輝いた。鈴木圭一郎が微差届かずの2着で、人気サイドで決着。3着に荒尾聡が入り、女子の佐藤摩弥は8着に終わった。

 青山が鈴木との“2強決戦”を制し、連覇で貫禄を示した。2年連続の賞金王で、2年連続MVPもほぼ確定した。今回の勝利で鈴木との通算対戦成績は98戦して50勝48敗と一歩リードした。

 レースは青山が1枠から08のトップSで1角を先取り。鈴木が続いて序盤から2強の激しい首位争いが繰り広げられた。3番手の荒尾の仕掛けを鈴木がカットし、鈴木のまくりを青山が内で我慢。結局、最後まで青山が先頭を守り、ゴールで内から迫った鈴木は20センチほど届かなかった。

 「Sは余裕を持って行けた。(鈴木に)絶対抜かれてはならないと思って、少し格好悪い走りになりました。脚は負けていました。最後、あれ、差されたかなと思ったけど、何とか粘れて良かったです。今年はいい年でした。SGでスーパーハンデも経験させてもらったし、優勝回数も自己ベスト(13回)を更新できた。忘れられない年になったと思います」

 新年の走り初めは、7~11日まで地元の伊勢崎で開催されるG1・シルクカップ。早川、荒尾、伊藤信、高橋貢、永井、中村雅らの挑戦を受けて立つ。そして、2021年も宿敵・鈴木圭一郎との覇権争いは続く。

 鈴木圭一郎(2着)エンジンは仕上がっていました。青山さんの締め方がうまくなっている。荒尾さんを抑えるのにも気を遣いました。

 荒尾 聡(3着)前に2人が重なったら厳しい。エンジンは仕上がっていた。

 早川清太郎(4着)Sで後手を踏んで、あの混戦をかいくぐるまでにはいかなかった。

 佐々木啓(5着)いつ前が落車するか、ひやひやでした。車は今節で一番余裕があった。

 佐藤摩弥(8着)エンジンは悪くなかったです。道中もまれました。8着は悔しい。

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