【フェアリーS】ハッピーローズがV最有力

 「フェアリーS・G3」(11日、中山)

 中心はエピファネイア産駒の素質馬テンハッピーローズ。新馬戦を抜群の切れ味で快勝すると、2戦目のサフラン賞ではサトノレイナスの2着。重賞初挑戦だった前走のアルテミスSではソダシの3着。その2頭はご存じの通り、阪神JFでワンツーとレベルの高い相手と戦ってきた。G1級とそん色のない能力を秘めており、頭ひとつ抜けた存在だ。

 相手はアルテミスS5着のクールキャット。骨膜が出て4カ月半ぶりの実戦で、道中で行きたがるなど決してスムーズではなかったが、中団からジリジリ差を詰め、掲示板を確保したのは立派だ。半兄に重賞3勝馬トリオンフを持つ血統馬。タイプは違えど、素質の一端は示しており、1勝の身で再び重賞挑戦は陣営の期待の表れだ。

 デビュー戦は12番人気の人気薄ながら、好位から抜け出してVを飾ったオプティミスモ。続く、ファンタジーSでも11番人気と伏兵扱いだったが、直線で最内からメンバー2位の上がり3F34秒2の決め手で追い込み4着と奮闘して見せた。重賞通用の脚力は証明済みで、栗東CWと坂路を併用して、乗り込み十分。今回は有力候補の一頭として、初の中山参戦へ。

 阪神マイルの新馬戦を勝ち上がったドゥラメンテ産駒のアトミックフレア。渡辺師は「センスがいいので、中山コースは合いそう。長距離輸送についても心配はない」といきなりの重賞挑戦でも手応えをつかんでいる。

 祖母ベッラレイア譲りの決め手で新馬Vのベッラノーヴァ。390キロ台の小柄な馬体だが、切れ味は一級品。良馬場ならさらに良さが生きそうだ。未勝利Vのファインルージュは距離延長がプラスになる。

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