【ボート】丸岡正典がオール大阪で初優勝 デビュー21年2カ月で大阪支部の頂点に
「全大阪王将戦」(7日、住之江)
オール大阪支部で行われたシリーズは12Rで優勝戦が行われ、丸岡正典(41)=大阪・85期・A1=が2M差しで1着。昨年10月の当地一般戦以来、通算50回目、オール大阪では初めての優勝を飾った。4コースカドからまくった上條暢嵩(大阪)は、2Mでさばかれて2着。西村拓也(大阪)を振り切った山崎郡(大阪)が3着に入った。
丸岡は1999年11月にデビュー。そこから21年2カ月でようやく大阪支部の頂点に立った。喜びを爆発させることはなかったが「素直にうれしいです」と笑顔を見せた。
レースはスタート展示同様に枠なり3対3。4コースカドからコンマ08と踏み込んだ上條がまくり敢行。インの丸岡は受け止められなかったものの、何とかこらえて並走に。だが、2M手前でバック向かい風にあおられて、舟が浮き上がる。最内を伸びた山崎が2M先マイを試みると、上條は外に流れる。丸岡はうまく差し込み、そのまま先頭でゴールした。
「ちゃんと勝てんかったね」。予選を2位で通過して、1号艇で迎えた準王将位戦、王将位決定戦ともに2M差し。イン逃げ成功という王道の勝利ではなかったが「ラッキーでした。足の良さに助けられました」と相棒の54号機に感謝。続けて「コロナ禍でもレースができて幸せです」とニッコリ。今年はレースに参加できることに感謝しつつ、7年ぶりのグランプリ出場へ爆走する。