【競輪】平原康多が立川記念V3 最終2角5番手まくりで圧勝
「鳳凰賞典レース・G3」(7日、立川)
開催最終日の12Rで決勝戦が行われ、平原康多(38)=埼玉・87期・SS=が、62、66周年に続く3回目の立川記念優勝を達成。目標の鈴木庸之が打鐘で車体故障のアクシデントも、最終2角5番手からまくった。2020年10月の京王閣記念以来、通算25回目のG3制覇を果たした。
平原が冷静な立ち回りで21年1発目の記念を制した。「内藤さんのブロックは気になったけど、無我夢中でまくった。優勝でいいスタートが切れたし、出来過ぎです」と会心の勝利を喜んだ。
レースは、目標にした鈴木庸が打鐘で郡司と接触して車体故障。「鈴木庸之君の車体故障があったけど、後ろに地元の鈴木竜士君がいる。チャンスがあるように、気持ちを切り替えて走った」と平原。即座に戦術を自力に変更すると、最終2角5番手から豪快にまくった。
記念優勝でスタートした今年も、目標は変わらずG1優勝だ。「一戦一戦頑張って、G1を優勝して、またグランプリに出られるように」。常に全力投球の平原が21年は競輪界の中心になる。