【京成杯】期待の素質馬アクセル好感触 陣営「デビュー前から手応えがあった」
「京成杯・G3」(17日、中山)
皐月賞と同舞台で行われる重賞に、阪神での新馬戦で鮮やかな逃げ切り勝ちを決めたアクセルが挑む。厩舎を開業して4年目を迎えた武幸師。まだクラシックに管理馬を出走させたことはないが、2021年はそれがかないそうだ。
ゴールドチャリスが20年12月に中京2歳Sを制し、ほぼ桜花賞に出走できるだけの賞金を獲得。そして、牡馬にも期待馬がいる。それが高い将来性を感じるアクセルだ。トレーナーは「デビュー前から手応えがあったから、(横山)典さんに乗ってもらったんです。しっかりと勝ってくれたし、うれしいことに典さんが気に入ってくれたからね」と笑顔を浮かべる。新馬戦は12頭立ての7番人気だったが、ハナを奪って楽々と逃げ切り勝ち。「1800メートルで勝ってくれたことも大きい。あの内容なら距離を1F延ばしても問題ない」とクラシックを見据えて、東上を選択した。
6日の栗東CWでの1週前追い切りは師がまたがり、6F84秒9-39秒5-12秒7(馬なり)を計時し、ワールドウインズ(4歳2勝クラス)に半馬身先着。「前走後も順調。大きくガラッと変わったということはないけど、使ってしっかりしてきた」と好感触を伝える。ここで賞金を加算すれば、クラシック出走がグッと現実味を帯びるだけに、どんな走りを見せるか注目だ。