【競輪】平原康多が2年連続8回目の大宮記念優勝 最終3角から番手まくりで楽勝
「倉茂記念杯・G3」(18日、大宮)
開催最終日の12Rで決勝戦が行われ、平原康多(38)=埼玉・87期・SS=が2年連続8回目の大宮記念優勝を果たした。同県の後輩・森田優弥をマークし、清水裕友のまくりに合わせて、最終3角から番手まくりで抜け出した。平原のG3優勝は、前場所の立川記念に続いて通算26回目。2着は平原追走の佐藤慎太郎、3着には鈴木庸之が入った。
立川、大宮と記念連続優勝で、平原が2021年の好スタートを決めた。「初手は前受けから。あとは森田君を信頼していた。レースがうまいし、横も上手。競輪をしてくれる選手なので走りやすかった」と先導役の後輩をたたえた。
レースは打鐘4角から森田-平原-佐藤が先行。最終2角8番手から清水がまくると、同バックでは平原と並走。「いいタイミングで仕掛けてくれたけど、やっぱり清水君は違った。さばきじゃ間に合わないと判断したので前に踏んだ」と平原は振り返る。
この地元記念で昨年末のグランプリから続いた連戦も終了。「グランプリで脇本雄太君と一緒に走り、考えることが多かった。いろいろ見つかった部分もあるし、いい方向に出ている。いったん気持ちをオフにして、また一戦一戦頑張る」。次の目標は、17年2月の全日本選抜(取手)以来となる8回目のG1優勝だ。