パワハラ訴訟で大塚騎手訴状開示 複数回自殺未遂も
元所属厩舎の木村哲也調教師(48)を相手に、パワハラなどの行為で民事訴訟を起こした大塚海渡騎手(20)=美浦・フリー=が、家族と慎重に協議を重ねた結果、弁護士を通じて訴状を開示した。
訴状には大塚騎手が木村師による度重なる暴力や、「のろま」「お前は底辺なんだよ」「厩舎のお荷物」などという暴言により傷つき、入院中、退院後に飛び降り自殺を企図していたほか、摂取障害やうつ病など、精神的に追い込まれていた事が記されている。
同件による約850万円の損害賠償を求めた第1回口頭弁論は20日に水戸地裁土浦支部で行われたが、被告である木村師側は訴状内容の一部を認めたものの、請求の棄却を求めている。第2回口頭弁論は2月24日を予定。