【ボート】出場選手が新型コロナ感染で戸田G1が中止打ち切り
戸田ボートに出場中のボートレーサー1人が新型コロナウイルスに感染していたことが29日、分かった。このため、開催中だった戸田ボート開設64周年記念「G1・戸田プリムローズ」が中止打ち切りとなった。
新型コロナウイルス感染者が判明したことで開催が中止となったのは昨年12月17~22日の日程で行われていた桐生ボートの一般戦(21、22日が中止打ち切り)以来で、トップレベルの選手が争うG1での中止打ち切りは今開催が初めて。
参加選手には29日の最終12R終了後に施行者から中止が通達され、説明された。その後速やかに参加全選手、感染者と接触する機会のあった関係者にPCR検査が行われ、施設の消毒作業が実施された。
戸田ボートは書面で「このたび、ボートレース戸田に競走参加していたボートレーサー1名が、新型コロナウイルスに感染していたことが29日に判明しました。このことを受け、ボートレース戸田の30日以降の開催を中止することと致しました。なお、当該ボートレーサーは手指の消毒、マスク着用の徹底した感染拡大防止に努めて競走参加しておりました。また、保健所からの濃厚接触者については、まだ指定されておりませんが、今後のレースに万全を期すため、ボートレース戸田の当該競走に参加していた全選手および当該感染者と接触する機会のあった関係者につきましては、29日にPCR検査などを実施するとともに競技部内などの消毒作業を実施いたします」とコメントした。
選手代表の須藤博倫(埼玉)は「関係者内でコロナの陽性者が出たということで開催中止と。出場メンバー、関係者がPCR検査をするということです。これからPCR検査を受けるよう通達がありました。開催中止は残念ですが、人命が第一ですので」と話した。