【競輪】松浦悠士が高松G3を連覇 G3は今年2回目、通算8回目の制覇

 「玉藻杯争覇戦・G3」(7日、高松)

 松浦悠士(30)=広島・98期・SS=が巻き返しに失敗した町田太我(広島)マークから最終1角で自力に転じ、ゴール前で際どく抜け出して1着。1月の和歌山(岸和田代替)以来となるG3通算8回目の優勝、高松記念連覇を果たした。先行した真杉匠(栃木)マークから番手まくりを放った平原康多(埼玉)が2着。関東勢後位から伸びた東口善朋(和歌山)が3着に入った。

 SS同士のプライドがぶつかり合う激闘を制したのは松浦だった。

 レースは真杉-平原-阿部大樹(埼玉)、東口、松谷秀幸(神奈川)、瓜生崇智(熊本)、町田-松浦-守沢太志(秋田)で周回。赤板過ぎから町田がスパートするが、前団をたたけない。町田が最終1角で一杯になると、松浦は自力にチェンジ。最終バックで番手まくりを敢行した平原を追い、壮絶な直線勝負を制した。

 同県の新星・町田に前を任せてのレース。「町田君の頑張りがあり気持ちで勝てた」と後輩の頑張りに応えた。今年に入り和歌山、松山、豊橋(いずれもG3)を走り、豊橋からは中2日の参戦。疲れを口にすることもあったが、最後まで主役の座は譲らなかった。

 次走はG1・全日本選抜(20~23日・川崎)。「万全でない状態で勝てたのは自信になる。これで次に向かっていけます」。競輪界トップのオールラウンダーはさらに進化を続ける。

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