【共同通信杯】エフフォーリア体質強化 鹿戸師成長実感、無傷で重賞タイトル奪取だ
「共同通信杯・G3」(14日、東京)
新馬戦→百日草特別を連勝したエフフォーリアが、無傷V3で重賞タイトル奪取にチャレンジする。
前走は好位で脚をため、直線であいたスペースに飛び込むと瞬時に加速。非凡な瞬発力で抜け出して、後続に1馬身1/4差をつけた。上がり3Fはメンバー最速の33秒4。鹿戸師は「強い競馬だった。長所は、素直で操縦しやすいところ。しまいの脚もしっかりしている」と実戦での好センスに舌を巻く。
その後は福島県・ノーザンファーム天栄への放牧を挟んで1月22日に帰厩した。火曜朝は美浦北Cをキャンターで2周。「以前は弱いところがあって続けて使えなかったけど、一戦ごとに丈夫になっていて成長を感じる」と、クラシックを目前にしての体質強化は心強い限りだ。
20年、22歳にして関東リーディングに輝いた横山武とのコンビも3戦目。「北海道でケイコをつけてもらっていたデビュー前から、ジョッキーは期待していた。その通りに連勝してくれたからね」と指揮官はフレッシュな人馬に目を細めた。「まずは賞金を加算したい。ここでいい競馬をしてくれれば次につながる」。夢を膨らませる快走で、新星誕生をアピールする。