【競輪】G1初出場を目指す隅田洋介 競走得点上昇中で高松宮記念杯を視野に快走中

 競輪の隅田洋介(33)=栃木・107期・S2=はアイスホッケーから転身。岡山県総社市出身で、小学2年生から始め、駒大苫小牧高-法大-H.C.栃木日光アイスバックスでプレーした。その後、日本競輪学校(現・日本競輪養成所)に合格。107期生として2015年7月にデビューした。

 2年半後の18年1月にS級昇格。その頃、隅田に話を聞くと「まだ、玉野に呼ばれないんですよね」と、出身地である岡山県の競輪場でレースができないことをボヤいていた。その後はA級陥落はあったが、19年7月にS級に復帰。3月には念願の玉野に出走。豪華メンバーがそろった記念シリーズで準決まで進出した。

 同6月、隅田は青森G3でS級初優勝。同11月のG1・競輪祭(小倉)出場権を手に入れたが、同7月にA級に陥落。いきなり2場所連続優勝で、S級返り咲き(特別昇級)に王手をかけたが、練習中に落車。右背中側のろっ骨を7本も骨折したため長期欠場。G1出場も消えてしまった。

 復帰戦は同12月の佐世保のレインボーカップA級ファイナル。約5カ月ぶりの実戦だったが、単騎で最終2角9番手からのまくりを決めて1着。S級2班に復帰を決めただけでなく、21年12月までは無条件でS級2班に在籍できることになった。

 S級復帰後は順調で、3場所連続で決勝に進出。「今年こそG1に出たいんです」と強い気持ちで臨めている。現在は高松宮記念杯(6月17~20日・岸和田)出場の選考期間(昨年10月~今年3月)。隅田は108・40で東日本の40位あたり(2月10日現在)。次の松戸F1(15~17日)はG1・全日本選抜(20~23日・川崎)出場組が不参加とあって、競走得点アップの大チャンスが到来。悲願のG1出場へ向け、快走するに違いない。

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