【ボート】津東海地区選 松尾拓がイン速攻でG1初優勝 クラシック出場権獲得

 「東海地区選手権・G1」(11日、津)

 12Rで優勝戦が行われ、1号艇の松尾拓(32)=三重・114期・A1=がイン先マイで1着。昨年12月のまるがめ以来となる通算12回目の優勝は、デビューから6年9カ月で初のG1制覇となった。1Mで4コースから差し、2Mで外を回った谷野錬志(静岡)が2着、2周2Mで菊地孝平(静岡)をツケマイで制した山崎哲司(愛知)が3着に入った。

 レスキューボートでウイニングランの松尾拓は、さわやかな笑顔でファンに手を振った。その後は選手仲間とともに水神祭。仲間とともに水面に放り込まれながらも、喜びを爆発させていた。

 レースは5コースの菊地がトップスタートのコンマ05と踏み込んできたが、松尾は大きく立ち遅れることなく、しっかりとインから先マイ。2コースの新田雄史(三重)が、3コースの河合佑樹(静岡)を大きくけん制。ガラあきになった1Mを谷野、菊地が差し込んできたが、松尾は難なく突き放して、2Mを先取り。そのままVゴールを駆け抜けた。

 今節の松尾拓は予選を2位で通過。準優10Rはしっかりと逃げ切って1着に。予選1位の池田浩二(愛知)が準優12Rでフライングを犯したため、松尾拓がファイナルの1号艇に。優勝戦も逃げ切って、G1ウイナーの仲間入りを果たした。

 この優勝で松尾拓はSG・ボートレースクラシック(3月23~28日・福岡)出場権を獲得。19年7月のオーシャンカップ(とこなめ)以来となる2回目のSG出場だ。地元G1を制した勢いを持続させ、大舞台でもハッスルする。

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