競馬新聞「馬サブロー」が誇るＰＯＧマスター、木村拓人（美浦）と塩手智彦（栗東）がお送りするＰＯＧ情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

　今週末は東京でデイリー杯クイーンＣが行われますね。この日は毎年、デイリースポーツの予想イベントを行っていましたが、今年は無観客ですから当然中止。早く皆さんの目の前でお話しできる環境になってほしいですね。予想が当たるかどうかは別ですが、皆さんと一緒に競馬を楽しみたいですよねー。何かいいアイデアがあればいいのですが。新型コロナウイルスのワクチンも日本に到着したみたいですし、いい方向に進んでほしいですね。

　７日に東京で行われたゆりかもめ賞はパープルレディー（牝、奥村）が勝利。長距離は牡馬の方が有利なのですが、昨年の同レースも牝馬が制したように牝馬が強いのは昨今の流れなのですかね。見事な差し切り勝ちを収めました。次走はフローラＳ（４月２５日、東京・芝２０００ｍ）へ在厩調整で向かう。

　春菜賞（６日、東京）はアルビアーノの初子アヴェラーレ（牝、木村）が非常に強い内容で連勝を飾りました。母と比べるとひと回り以上小さい体をしていますが、力強いフットワークはさすがですね。初戦と比べて体の張りが全然違いましたし、これは先が本当に楽しみな存在ですね。次走は未定とのことですが、クラシック路線での期待が高まります。

　ダートで２連勝しているレモンポップ（牡、田中博）は、予定していたヒヤシンスＳを回避。青竜Ｓ（５月１６日、東京・ダート１６００ｍ）あたりに目標を切り替えて調整するとのこと。

　昨秋の東京未勝利戦で強い勝ち方を見せていたジュリオ（牡、木村）は、２８日の中山３歳１勝クラス・芝１６００ｍでの復帰を目指している。

　７日の東京で３歳１勝クラス（ダート１４００ｍ）を勝ったサトノムスタング（牡、大和田）は、昇竜Ｓ（３月１３日、中京・ダート１４００ｍ）を目指す公算が大きい。

　ソーヴァリアント（牡、大竹）は美浦に帰厩。皐月賞トライアルのどれかを目標に調整される。（馬三郎美浦支局・木村）