【競輪】向日町F1 脇本勇希がS級初1着 打鐘4角手前からのカマシが決まる
「日本名輪会カップ・中井光雄記念杯・オッズパーク杯・F1」(17日、向日町)
今年1月にS級昇格の脇本勇希(22)=福井・115期・S2=が初日10RのS級予選で1着。2019年7月のデビューから1年7カ月でS級初1着を飾った。
レースは大洞翔平(岐阜)-水谷良和(愛知)が先に出切り、山口貴弘(栃木)まで続く。4番手に下げた脇本は水谷にけん制されたものの、藤木裕(京都)-近藤俊明(神奈川)を連れて打鐘4角手前からカマす。脇本は快調に飛ばし最後まで踏み切って先頭でゴール。S級昇格から14走目で1着をもぎ取った。
レース後の脇本は満面の笑み。「風が強かったけどバンクは軽く感じました。得意パターン(カマシ)で勝てて良かったです」と激戦を振り返った。
脇本はG1V5、G2V1で東京五輪代表にも内定している脇本雄太(31)の弟として知られている。
「この1着はうれしいです。今後はG1に出られる選手になれるように頑張ります」と語った。予選で1着の脇本は18日の準決に進出することが決まっている。