【浜松オート】高橋貢が史上4人目の通算1500勝達成
「全日本選抜オートレース・SG」(20日、浜松)
完全復活した王者・高橋貢(49)=伊勢崎・22期=が、開催2日目1Rの予選を快勝。史上4人目の通算1500勝を達成した。デビュー29年8カ月で3733戦目。
レースは1枠の五所淳(山陽)が逃げ、高橋は1周1角5番手から追い上げ、3周3角で五所を差し切った。1500勝は小林啓二(山陽・1636勝で引退)、秋田敬吾(山陽・1557勝で引退)、岩田行雄(伊勢崎・1538勝)に続き4人目で現役2人目。
「忘れていたんですが、(レースから)帰ってきて、人(取材陣)がなんでこんなにいるのかな?と思ったら1500勝ですか。周りの選手も拍手してくれるし、やったのかなという感じです。1Rなので整備の時間がなくて、正直、エンジンの状態はあまり良くなかった。回転の上がりがなく、力がない。明日以降も1501勝を目指して、しっかりエンジンを仕上げたい」
デビュー29年8カ月・49歳での1500勝は、他の3人より際立って速い。小林は36年3カ月・55歳、秋田は38年5カ月・61歳、岩田は42年1カ月・62歳での達成。今後、高橋が記録をどこまで伸ばすか注目される。
今年は1月の飯塚・開設記念でG1最多優勝タイ記録(V28)達成。今月の伊勢崎G2・レジェンドカップで3連覇を成し遂げるなど絶好調。今節、優勝すればSG最年長優勝記録も更新(49歳255日)する。王者から目が離せない。