【POG】3歳戦独断評価 世代ラストの新馬戦は馬単17万円超えの大波乱に

 3歳新馬戦のラスト週だった先週の土・日は、東京、阪神の2競馬場で計4レースが行われた。21日の東京3R・ダート1600mは、伏兵ヴィントミューレ(牡、父オルフェーヴル、美浦・木村)が2番手から抜け出し、2着馬に5馬身差をつけて快勝した。また、世代最後の新馬戦となった日曜阪神4Rは13番人気のクインズバジル(牝、父クリエイター2、栗東・梅田)が勝ち上がり、馬単17万円超の大波乱となった。

 6番人気に甘んじたが、勝ちっぷりは文句なしだ。ヴィントミューレは上々のスタートから2番手につけると余裕をもって追走。直線に入り、残り2F標の手前で早くも先頭に立ち、鞍上の北村宏が手綱をしごくと、後続を引き離してゴールイン。「少し強くハミを取ったり、気を使っていましたが、修正が利く範囲でした。しっかり乗り込んで息ができていましたし、しまいまでよく走ってくれました」と鞍上はレースを振り返った。(レース評価B、将来性★★★)

 先週の新馬戦勝ち馬評価一覧

エストレラブレイン(牡、父シニスターミニスター、美浦・田村)

 土曜東京2R・ダート1400m、三浦「スタートしてからは馬のリズムを取り戻し、冷静に走ってくれました。精神面が成長してくれば」、田村師「ゲートは普段は大丈夫だったけど、他馬が暴れたら気にしてしまったね」(C、★★)

メイショウサトワ(牡、父サウスヴィグラス、栗東・西浦)

 土曜阪神4R・ダート1400m、北村友「スタートの反応が良かったです。無理せず好位で競馬ができたのが良かった」、西浦師「最後の新馬戦を勝てて良かった。抽選を通ったのがすごいよね。まだまだ成長しているところ。これからどこまで伸びるか」(C、★★)

クインズバジル(牝、父クリエイター2、栗東・梅田)

 日曜阪神4R・ダート1800m、岩田望「3番手でスムーズな競馬ができましたが、最後は右に左に斜行していました。その点が課題ですね。レースセンスはすごくいいので、次はそれを注意したいです」(C、★★★)

(馬サブロースタッフによる独断評価は、レース内容はS、A、B、C、D、将来性は★での5段階)

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