菜七子「いつか日本馬と海外のレースに出たい」サウジから帰国、3・13レース復帰へ
藤田菜七子騎手(23)=美浦・根本=が22日夜、サウジアラビアから帰国した。国際騎手招待競走のインターナショナル・ジョッキーズチャレンジに初出場。4戦が行われ、初戦で2着に入るなど、14騎手中4位タイだった。 現地では外にも出られず、ホテルと競馬場の往復だったという。「移動中はずっと砂漠ばかり。首都のリヤドに行けば、もっと栄えていると思うんですけど、観光とかは一切できなかったので分かりません」と話した。
自身にとって海外は5カ国目。これまで招待競走ばかりで、日本馬も遠征している状況下は初めてだった。調教で騎乗したピンクカメハメハがサウジダービーを制覇。「いつか私も日本馬と海外のレースに出たいなとも思いましたし、憧れのようなものを抱きました。今回の経験をまた生かしていきたいと思います」と前を向いた。
コロナ禍のため、今後は2週間の自主隔離に入り、3月10日から調教騎乗を再開。競馬には3月13日から復帰する。