【競輪】松本勝明さんが死去 前人未到の1341勝
競輪の創成期の名選手で、通算1341勝と最多1着数を誇る松本勝明さんが6日に悪性リンパ腫のため亡くなっていたことが、7日に日本名輪会から発表された。93歳。
松本さんは京都府出身で、1949年6月に競輪選手として登録。現在のG1にあたる特別競輪を7回も制覇。通算1341勝(3191走)を挙げ、81年に引退。その後は日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)の名誉教官、日本名輪会会長などを務めた。通夜、告別式は故人の遺志により家族葬で執り行う。
現在の日本名輪会会長の井上茂徳氏は「同じ開催に参加したことはないですが、強かったことは先輩方から伺っておりました。1341勝はいつまでも記録に残るでしょう。日本名輪会会長を退任後は、相談役として指導していただきました。競輪界の発展にも貢献していただき、本当にありがとうございました。ご冥福をお祈りします」とコメントした。