【ボート】新田雄史が住之江周年V 完璧イン逃げで3回目のG1制覇
「太閤賞・G1」(9日、住之江)
1号艇で人気を集めた新田雄史(36)=三重・96期・A1=がインからコンマ08のトップSで逃げて1着。G1は16年6月まるがめ周年以来となる3回目、通算では30回目の優勝を飾った。2着に中田竜太(埼玉)、3着には中野次郎(東京)が入った。
巡ってきた絶好枠から堂々と押し切って新田が久々のG1制覇を果たした。レースはインからコンマ08のトップSを決めて1周1Mを先制。後続を突き放してVを確定付けた。
手にした70号機は1年間使用され、全く実績のなかった平凡機だったが「直前で、これでは逃げられないと思って思い切って叩いた。結果、100点の状態でしたね」と、余念ない調整で勝負できる態勢を整え、4年9カ月ぶりとなるG1Vをたぐり寄せた。
次節には若松周年、そして2節後には今年のSG開幕戦となるSG・クラシック(23~28日・福岡)と今後も大舞台での戦いが控える。「フライング(F)さえしなければ、いい状態で走り続けられると思う。確実に18位以内で(グランプリへ)来られるように走りたい」。昨年のグランプリファイナリストが年末を見据えながら今年も存在感を示していく。