【金鯱賞】1番人気デアリングタクトが2着に敗れる しんがり人気ギベオンが大金星

 金鯱賞を制したギベオン(右)
 2着に敗れたデアリングタクト(中央)
 ギベオンで金鯱賞を制しガッツポーズする西村
3枚

 「金鯱賞・G2」(14日、中京)

 10頭立ての10番人気ギベオンが逃げ切り勝ち、18年中日新聞杯に続く重賞2勝目を挙げた。鞍上の西村淳也騎手はJRA重賞初勝利。圧倒的な1番人気に支持された昨年の3冠牝馬デアリングタクトは首差の2着に惜敗した。3着は6番人気のポタジェ、2番人気のグローリーヴェイズは4着だった。

 レースは逃げると思われたキセキが後方に控え、好スタートを決めたギベオンがハナに立った。2番手にサトノフラッグが続き、デアリングタクトは6番手から追走。直線に入ってもギベオンが粘り、デアリングタクトは外に持ち出して懸命に追い上げたが、わずかに届かなかった。

 西村淳は「追い切りから状態が良かったし、自信を持って乗りました。ゲートをスムーズに出てくれたので、ハナに行こうと思いました。3、4コーナーでちょっと手応えが悪くなりましたが、直線でまた伸びてくれたので、あとはしのいでくれという感じでした。(デアリングタクトとは)内外で離れていたので、勝ったかどうかは分からなかった。後輩が重賞を勝っていたので、ようやく勝ててうれしいです」と語った。

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