【競輪】平原康多が繰り上がりで大垣記念V 1位入線の浅井康太は無念の失格
「水都大垣杯・G3」(14日、大垣)
平原康多(38)=埼玉・87期・SS=が直線で中を踏み、1月大宮以来27回目、今年3回目の記念優勝を決めた。1位入線した浅井康太は外帯線内進入で失格となった。また9Rの117期ルーキーチャンピオンレースは地元の山口拳矢(岐阜)が制した。
最後は平原の総合力が勝った。打鐘で先手の吉田をホームで単騎の上田が巻き返す。浅井が続くが、浅井の後ろへ巧みに切り替えたのが平原。直線で中を踏み、押し込まれながらも2位入線。浅井が失格のため繰り上がりで立川、大宮に続く今年3回目のG3優勝を決めた。
機敏な立ち回りでの優勝となったが「バックで仕掛ける脚がなかった。直線での勝負になったこと自体が悔しい」と落車もあったことで表情はさえない。
それでも今年の5開催全てで決勝進出と、安定感は競輪界随一だ。「今はタテの脚がないと置いていかれるし、しっかりとケアと底上げをして臨みたい」。次節はG2・ウィナーズカップ(25~28日・松阪)。2018年9月共同通信社杯(高知)以来となるG2獲りに挑む。