【金鯱賞】デアリングタクト まさか2着…杉山晴師は道悪悔やむ「タフな馬場でした」
「金鯱賞・G2」(14日、中京)
単勝1・4倍と圧倒的な支持 を受けた昨年の3冠牝馬デアリングタクトが、まさかの2着に敗れる波乱の結末。制したのは最低人気の6歳馬ギベオン。
まさかの敗戦だ。断然の1番人気に支持されたデアリングタクトは、ゴール前で外から脚を伸ばしたが、逃げたギベオンを首差とらえ切れず惜敗。古馬初戦は2着発進となった。
松山は「脚はたまっていましたが、思った以上に馬場が悪くて…。結果を出せなくて申し訳ないです」と人気に応えられず頭を下げた。道中は6番手から追走。「前残りの馬場だったので、逃げ馬の後ろを取りたかったが、そのポジションを取れませんでした」と振り返る。杉山晴師も「(桜花賞を)重馬場で勝っているとはいえ、牝馬同士でしたから。今回は牡馬相手でタフな馬場でした」と道悪を敗因に挙げた。
それでも、残り200メートルで見せた末脚は迫力十分。松山も「落ち着きがありましたし、モタれる面もなかったです」と、3歳時の課題をクリアできたのは今後に向けて明るい材料だ。次走は予定通りクイーンエリザベス2世C・G1(4月25日・香港シャティン)へ。今回の敗戦を糧にして、海外G1制覇を狙う。