【ボート】田村隆信が三国周年で復活V イン逃げで15回目のG1制覇
「北陸艇王決戦・G1」(16日、三国)
田村隆信(43)=徳島・85期・A1=が的確Sから先マイ一気を決めて快勝。19年12月のプレミアムG1・BBCトーナメント(平和島)以来、15回目のG1優勝を飾った。通算では59回目のV。2、3着は稲田浩二(兵庫)、今垣光太郎(福井)が入った。
昨年は一般戦を含めても優勝なしと大苦戦した田村がG1の舞台で長いトンネルから抜け出した。予選6走を3勝、2、3着1回ずつの好結果でトップ通過を果たすと、準優12Rをきっちり逃げ切り。迎えた優勝戦もこん身の旋回を披露した。
レースは展示同様に枠なり3対3の進入。田村はコンマ12の的確スタートを決めたが、6番手スタート。それでも落ち着いて1Mを先取りすると、差した今垣、握った吉田拡郎(岡山)を封じて圧勝した。「1マークは全速で回ったけど、差されなくて良かった。いいエンジンで回り足が良かった」と相棒の66号機に感謝した。
19年12月以来の優勝に「ホッとしている。最近は調整を試行錯誤している結果が、着順に出ている。年末(グランプリ)を目指して、今後もしっかり走ります」と表情を引き締める。節間の15日に43歳を迎えた田村が、今後も各地で暴れ回ることを約束した。