【ボート】吉川元浩が同一SG3連覇へ「まずはエンジン」 前検の感触はまずまず
「ボートレースクラシック・SG」(23日開幕、福岡)
クラシックを2連覇中の吉川元浩(48)=兵庫・79期・A1=が、前人未到の同一SG3連覇へ挑む。
前検では2連対率35パーセントの45号機を手にして「そんなに下がることも出ることもなかった」と気配は水準レベル。「しっかり自分の形に合わせて、上積みできるかどうか」と本番を見据える。
一昨年の戸田開催に続いて、昨年の平和島開催を優勝。1997、98年の西島義則(広島)以来、史上2人目となるクラシック連続Vを達成した。今年も優勝を飾れば、全SGでも達成者がいない3連覇となる。「優勝すれば、結果的にはそうなる。だけど、まずはエンジン。少しでも仕上げられるようにしたい」と調整に集中する。
福岡水面は相性が抜群。昨年11月にも周年記念を優勝したばかり。過去のSGでは2007年のグランプリ、2019年のオールスターで戴冠を果たしている。「特に好き嫌いもないし変わった調整もしていない。それでも成績がいいので、相性がいいということ」と自信に揺るぎなし。ボートレース界の歴史に残る大偉業への挑戦をスタートさせる。